AVRのライター自作

avr_writer-rs232c

AVRの自作系ライターの作成、操作転送ソフトについて

 

RS232C接続のAVRライタ COM-ISPライタの制作と使用法について

書き込み機器(ライタ)

紹介したようにAVR自作系ライタはいくつもあります。
USB対応の自作系ライタがあるAVRは利点かも。

 

その中で私は作りやすい 千秋ゼミ RS232Cライタを作りました。

 


これは以前の制作記事で、2015年現在 このライタは旧世代のライタ。

 


新型ライタ 千秋ゼミ
2009/1月より 新型USBライタを発表しているようです。
インターフェースICを使わないUSB接続でより手軽な環境のライタを実現しています。
まだ出始めですが、これでAVRライタもより広がりますね。

 

こらから制作するならUSB接続のライタがよいです


 

千秋ゼミ COM-SP ブリッジ ライタ

千秋ゼミ ライタRS232Cの COM-SP ブリッジ ライタを作りました。

 

千秋ゼミで開発されたCHANさん系ライタの改良版です。いくつものAVRの機器のソフトライタが公開されています。

 

USBが主流ですがシリアルポート書き込みに慣れているのでもう旧版にはなりますがこれにしました。 USB版もあり。

 

制作したライタ



書き込みソフト(ライティングソフト)

AVRは動作プログラム と チップ設定値(ヒューズ) を別々に書き込みます。

 

ヒューズはPICのようにプログラムと一緒にヒューズ設定を書き込まず、単独でヒューズ設定だけをライタソフトで書き込みます。

 

●ヒューズ書き込み

ヒューズはPICのようにプログラムと一緒にヒューズ設定を書き込まず、単独でヒューズ設定だけをライタソフトで書き込みます。

 

AVRSPXでのヒューズ設定、書き込み

使用しているブリッジライタ でのコマンド

 

コマンドライン

avrspx -pb1 -オプション で読み書きします。
  -pb1 1は接続ポートの番号 COMの場合 -pb1


avrspx -pb1 -r  チップ情報の読み出し -r
接続の確認などに
avrspx -pb1 -fH11011111 -fL01100100 ヒューズビット書き込み(左は初期状態::1/8M内部発振になっている)
-fH:上位ビット
-fL:下位ビット
avrspx -pb1 -rf ヒューズ・ビットの読み出し
avrspx -pb1 XXX.hex ターゲットプログラム書き込み
avrspx -pb1 -rp ターゲット・プログラムの読み出し

バッチファイル例


cmd /k avrspx.exe -pb1 %1





プログラム書き込み用

このファイルを
WRITE.BAT など名前を付けてバッチファイルにしておくと
××.hexファイルを ドラッグ&ドロップするだけで書き込みできる
%1  : 引数(ファイル名)
cmd /k  : 起動後もDOS窓を閉じないオプション
 
cmd /k avrspx.exe -pb1 -r
 
チップ情報読み出し
バッチファイルにしておくと実行するだけで
接続確認や、チップ情報読み出し

cmd /k  : 起動後もDOS窓を閉じないオプション

 

ATtiny2313 のヒューズ設定表は 下のリンクなどを 参照

その他 転送速度を -d0~-d5 のオプションで指定
iniファイルに指定してあり、そこで指定が楽、コマンドラインでしてがあるとそっち優先

 

* ヒューズ設定、その他書き込み関連ビットは安易に書き込むとそれ以後、反応しなくなる恐れがあるのでヒューズ書き込みには注意!

 

トラブル発生

またPIC同様、このパターンとは・・

 

千秋ゼミ COM-ISPライタ ATtiny2313ではとても安定していて使えていました。

ATMEGA88Pの書き込みしたところ認識されず、、、、高速の改良型のファームAVRSPX080120が公開されているので、これにすると認識

 

しかしながら最近、FUSE書き換えでクロックを変更すると途端に認識されず通信ができなくなりました。
fuse書き込み失敗したチップと同様になった。。
FUSE設定間違えたのかと思い、チップを換えてなんどか慎重に再度設定しても ・・同じ結果

 

いろいろ試し、原因を探りましたが、よくわからず。。

以前は2313でもfuse書き換えでも問題なかったと思うので、、自分の設定に問題があるのか、ライタ自身に原因があるのか、書き込みソフトの設定なのか。。あんまり書き込みを試しているとチップがどんどん通信不可になる。。。


考えた末にここでこのライタ使用を断念しました。理由は、やはりHPでの情報がとても探しにくいこと。いったんうまく動いてなじんだ環境で使うなら安定したライタになりそうですが。

 

いろいろ考え結局使わないことにしました。

 

その後、再び使用してみて原因がだいたいわかりました。

 

まず、書き込みがうまくいかないのは、チップによって違いも出ている。

セラロックを使っているためのパルス不安定さの可能性が大きいと思います。

 

結論として、初心者にはあまり向かなさそうと判断しました。

熱心に更新も開発も続いているのでこれからの修正や安定化には十分期待はできそうです。

 

この通信方法のライタはもはや旧世代なので、

  これから制作するなら新タイプが出ているのでUSBライタにすべきでしょう

 

以上あくまで個人的な判断ですが、これから初めてAVRライタを作ろうと思う方はライタの元サイトを見て、いろんな点から判断してみてください。
PICの項目のところと同様、自作ライタはやはりその点には注意。

 

 

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